整骨院・接骨院開業に必要な資金調達方法

整骨院・接骨院開業に必要な資金の調達(融資)について

  • 2023年6月2日
  • 2023年6月2日
  • 開業
骨次郎
どうも骨次郎(@honejirou)です。

今日は整骨院・接骨院の開業の際に必要な開業資金の調達(融資)方法について書いていきます。

整骨院・接骨院を開業する際にはある程度の資金が必要になります。

全て自分で貯めることができればいいですが、全額自分で貯めるのは大変ですし、時間がかかります。

したがって資金調達をすることができれば、開業までの時間を大幅に短縮できます。

これから開業を考えている先生、将来は開業を考えている先生はこの記事を読むことで

開業する際に必要な資金を調達する方法がわかります。

それではさっそくやっていきましょう!

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整骨院・接骨院開業に必要な資金

資金

整骨院・接骨院の開業に必要な資金は大きく分けて2つあります。

  1. 設備資金
  2. 運転資金

順番に説明していきます。

①設備資金

設備資金は店舗の初期費用内装物療機器の購入必要な設備や備品の購入費用などが設備資金にあたります。

②運転資金

次に運転資金は人件費月々の家賃リース料セレコン費用広告費消耗品の購入などの経費が運転資金になります。

整骨院・接骨院の開業をする際には設備資金でいくらかかるのか?

運転資金はどれくらい必要なのかを明確にする必要があります。

この設備資金と運転資金は開業する規模や場所、先生の考え方で大きく変わってきます。

この設備資金と運転資金をしっかり計算できていないと

そもそも自分の整骨院・接骨院は開業するのにいくら必要なのかが分からなくなってしまうので、しっかり計算しておきましょう。

一般的にはできるだけ小さい金額からはじめるのが吉とされています。

いきなり大きな金額をかけて開業しても回収するのに時間がかかりますし、失敗するリスクも考えると

小さい金額からはじめるのが安全かと思います。

また、設備資金よりも運転資金に重きをおく必要があります。

なぜなら、運転資金が尽きてしまうとゲームオーバーで院を閉めることになるからです。

運転資金は最低でも6ヶ月~1年分くらいの余裕は欲しいところです。

開業したてからすぐ軌道に乗ることは稀なので、運転資金が少ないとすぐに資金ショートをおこしてしまいます

日々預金残高が減っていくと精神的にキツイものがあります。

運転資金に余裕があると精神的にも経営的にも余裕が持てるので運転資金はしっかり計算して確保しておきましょう。

開業する為に設備資金がいくらかかるのか?運転資金はいくら必要なのかを明確にしておきましょう。

整骨院・接骨院の開業資金を融資してくれる機関は?

融資

整骨院・接骨院の開業で資金を融資してくれる機関はいくつかあります。

  • 日本政策金融公庫
  • 地方自治体の制度融資
  • 銀行
  • クラウドファンディング
  • 消費者金融
  • 投資家

上記が資金調達ができる機関です。

順番に説明していきます。

日本政策金融公庫

開業資金を調達するのに一般的なのが日本政策金融公庫です。

骨次郎も日本政策金融公庫から融資を受けました。

日本政策金融公庫は政府系金融機関で皆さんの税金が財源になっています。

はじめて開業される方は、日本政策金融公庫から融資を受けるのが金利が低く、融資の通りやすからおすすめです。

開業される多くの方が日本政策金融公庫から融資を受けています。

日本政策金融公庫のHPを貼っておくので内容をチェックしてみてください。

日本政策金融公庫HP

地方自治体の制度融資

地方自治体でも制度融資というものがあります。

これはそれぞれの地方自治体によって異なりますが、地方自治体と金融機関が連携して※保証協会の保証を受けて融資を受けることができるものになります。

金利も比較的低く、中小企業や個人事業主でも借りやすいのが特徴です。

内容は都道府県で異なりますので、開業される地方自治体 創業融資で調べてみてください。

※保証協会は金融機関と借主の間に入り、もしも借主が金融機関に返済ができなくなってしまった時に保証協会が肩代わりして返済をしてくれる制度です。

銀行

銀行から融資を受けることもできます。

しかし、よく知るメガバンクは実績もなく、新規開業する方に融資をすることはまずありません。

融資の受けやすさとしては

信用金庫<地方銀行<<メガバンク

という感じです。

銀行だけから直接融資を受けることをプロパー融資と言います。

このプロパー融資は審査が厳しく、融資を受けるハードルが高くなります。

その為、先程説明した保証協会を付けて銀行から融資を受ける方がハードルも低く、融資が通りやすくなります。

銀行の金利だけでなく、保証協会の保証料を払う必要があるので手間とお金は少し増えてしまいますが、銀行から融資を受けることができます。

受けた融資をしっかり返済することができれば銀行との取引実績になります。

取引実績ができれば、資金繰りに困った時には追加で融資を受けることができたりします。

銀行さんと取引をしておくことは事業を継続するうえで大事なことです。

クラウドファンディング

今はクラウドファンディングで資金調達をすることができます。

しかし、開業する方でクラウドファンディングを利用するのはあまりオススメではありません。

なぜなら、開業する資金をクラウドファンディングで調達するのは難しいからです。

クラウドファンディングで見ず知らずの人が開業したいので投資してください!

と言ってもたいしたリターンがなければ誰も投資しません。

開業資金くらい自分で貯めろよと思う人が多いからです。

整骨院・接骨院の開業に必要な数百万円をクラウドファンディングで集めるのは至難の業と言えるでしょう。

消費者金融

消費者金融から資金調達することもできます。

今まで紹介した機関より審査が甘く借りやすいのが消費者金融の特徴です。

しかし、金利がバカ高いです。

日本政策金融公庫の金利が0.6~2.5%以内

銀行や地方自治体からの融資が1.5~3.0%以内

に対して消費者金融は10~18%と金額が5,6倍になります。

借りやすい分金利が高くなるので消費者金融も整骨院・接骨院の開業の資金調達としてはオススメできません。

投資家

最後に投資家からの投資です。

投資に関しては融資と違い返済する必要がない場合が多いです。

個人の事業に投資をしてくれる投資家をエンジェル投資家といいます。

もちろん投資家も簡単に投資してくれる訳ではありません。

事業計画やビジョンがはっきりしていて、投資家にうまくプレゼンができれば投資してくれる方もいるかもしれません。

実際そのような投資家に出会うのがとても難しいです。

もし開業資金を投資をしてくれる方がいるのであれば投資を受けて資金調達するのもひとつの手です。


資金調達できる機関を紹介してきました。

実際は日本政策金融公庫や、地方自治体の融資制度や信用金庫から融資受ける先生が多いです。

日本政策金融公庫と地方自治体の融資制度・信用金庫からの融資を併用することもできます。

融資を受ける機関では金利、返済期間を確認しておく必要があります。

金利は融資を受ける機関や融資の制度によって異なります。

また、返済期間も設備資金と運転資金では返済期間が違うので確認しておきましょう。

骨次郎
はじめは日本政策金融公庫から融資を受けるのが1番いいと骨次郎は思っているワン
融資を受ける機関の金利、融資の通りやすさ、返済期間を確認しておきましょう。

整骨院・接骨院の資金調達で大切な考え方

ポイント

整骨院・接骨院の開業の資金の調達で大切なことは

融資されたお金は自分のお金ではない!

という考えを持つことです。

融資を受け、まとまった金額が手に入るとお金を持った気になってしまう人も多いです。

あの物療機器も欲しいな、自分の欲しいものを買ってしまおうなんて考えてしまいがち

しかし、実際は借りているお金で、むしろ金利を払っているので借りた額よりも多く返済する必要があります。

あくまでも融資を受けたら、利子をつけて返済しなければなりません。

自分の資金で開業するにはお金が足りないので、足りない分を融資してもらい事業をはじめる。

事業で利益を出して、しっかりと利子をつけて返済するという覚悟が必要になります。

よく銀行からはできるだけ多く、長く借りた方がいいと言う人もいます。

もちろん一理ありますが、基本的に融資を受けると金利が発生します。

多く、長く借りることで払う金利は多くなります。

開業する時はしっかり返済できる金額、期間を考えて創業計画を立てるようにしましょう。

資金調達はお金を借りている意識を持ち、ご利用は計画的に!

整骨院・接骨院開業に必要な資金の調達(融資)方法まとめ

まとめ

今回は整骨院・接骨院開業に必要な資金調達(融資)の方法について説明してきました。

資金調達をするためには自分の開業する院の設備資金と運転資金がいくらかかるのか

資金を調達する(融資を受ける)機関はどこにするのかを決めなくてはいけません。

融資を受けるのも誰もが簡単に融資を受けられる訳ではないので自分の開業する院の創業計画をしっかり立てることが大切です。

そして、融資を受けることができても融資してもらった金額は自分のお金ではなく借りているお金!

しっかり利益を出して返済する計画も立てる必要があります。

創業計画の書き方や融資の際に見られるポイントはまた別記事で書いていきます。

整骨院・接骨院を開業する際にはまとまった金額が必要になる為、資金を全額自分で貯めるよりも融資を受ける先生が多いです。

もちろん自己資金だけでできるのが理想ですが、自己資金があっても創業時に融資を受けておくことで、取引実績になります。

取引実績があれば、困った時や新店舗をオープンする際など資金が必要な際に融資してもらいやすくなります。

自己資金だけで開業しようとしている先生も創業時は融資を受けておくといいでしょう。

将来開業を考えている先生は開業資金を全額自分で貯めるには結構な時間がかかります。

資金を貯める時間を節約する、ブーストをかける為にも融資を受けることをおすすします。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは今日はこの辺で

整骨院・接骨院開業に必要な資金調達方法
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