今日はセラピストが現場で使える心理学を5つ紹介していきます。
我々セラピストは患者さまと接して施術をするだけでなく、売上げを上げなくてはいけません。
そこで重要になるのが人間関係です。
患者さまとの良好なコミュニケーションが施術にも影響し、売上げにも影響します。
この記事を読むことで現場で使える心理学がわかります。
現場で使える心理学がわかると患者さまとの良好なコミュニケーションがとれ、売上げも上げることができます。
それではさっそくやっていきましょう!
そもそも心理学とは?
心理学とは”心”と”行動”の学問です。
人間の心と行動は関係しているので、嫌なものからは避ける行動を取ったり、好きなものには近づくなど
人間心理と行動は関係しています。
恋愛、営業、仕事の人間関係、患者さまとのラポール形成などなど
心理学は対人間に関係すること全てに使うことができます。
したがって心理学を知っておくだけで対人関係がうまくいき、人を自分の思い通りに動かすことも可能です。
もちろん、心理学を知っている人にはバレてしまうこともありますが
日常生活で自然に心理学を活用できる位のレベルになれば、今よりも人間関係が良くなり
人を動かすことができます。
”人を動かす”では有名なD・カーネギー先生の著書が有名です。
まだ読んでいない方は是非一度を読むことをお勧めします。
心理学は人間の行動ときってもきれない関係があります。
これから整体師や柔道整復師、鍼灸師、理学療法、etc対患者様の仕事をするセラピストが現場で使える心理学を紹介していきます。
セラピストが現場で使える心理学5選
ではセラピストが現場で使える心理学を5つ紹介していきます。
本当はもっとたくさんありますが、あえて5つに厳選して紹介していきます。
セラピストが現場で使える心理学5つは以下
- ミラーリング
- フットインザドアテクニック
- ドアインザフェイステクニック
- ダブルバインド
- 両面提
では順番に解説していきます。
1.ミラーリング
ミラーリングは心理学の基本であり、とても有名です。
人は自分と似た行動を取る人に好意を寄せるという心理(類似性の法則)があります。
自分と同じ地元、同じ趣味、好きな歌手や好きなことが同じだと親近感がわき仲良くなりやすいですよね?
ミラーリングは相手と似た動きや言動を取るというものです。
相手が飲み物を飲んだら自分も飲む、相手が美味しいと言ったら自分も美味しいと言うなど
相手の鏡の様な動きをすることからミラーリングと言われています。
ミラーリングの注意点はあまりにも似せ過ぎると相手に気づかれ嫌悪感を抱かれてしまうので、さりげなく行うようにしましょう。
セラピスが現場で使う時は患者様の行動をさりげなく似せてみてください。
患者様が髪をかき分けたらさりげなく自分も髪をかき分けるなど
バレないようにさりげなく行うのがミラーリングです。
2.フット イン ザ ドア
フットインザドアテクニックは自分の欲求を言う前に他の質問をして相手にYESと言い続けてもらうことで
本当の欲求にもYESと言ってもらいやすくなるというテクニックです。
ドアを閉める前に足を入れてその後ドアを開けてもらうことからなこのような名前がついています。
セラピストが現場で使う例を紹介します。
3.ドア イン ザ フェイステクニック
今度はフットインザドアテクニックの逆で大きな欲求を断ってもらってから小さな本当の欲求にYESをもらう方法です。
人間の心理は一度断ると罪悪感を感じています。
もちろんこれは人にもよりますが、大きい欲求の次に小さい欲求を提示することで
それくらいなら・・・という風にOKしやすくなるのが人間心理です。
日本人は特にこのドアインザフェイスが効きやすいと言われています。
セラピストが現場で使えるのは、よく見る
施術5回分の回数券が通常100,000円ですが、今日購入して頂くとなんと5万円で購入できます!
という感じ
10万円では高いけどそれが5万円なら・・・という心理が働きます。
よくTV通販で見る手法ですよね!
その他には来院指導する際に”毎日来てください”と言います。
毎日は来れない、、と断られてから
では週3回来て下さいと言うようにすることでハードルが下がるので来院しやすくなります。
商売している感じにはなってしまいますが、このような心理を知っているだけで売上げや来院頻度を上げることもできます。
4.ダブルバインド
次はダブルバインドテクニックです。
ダブルバインドとは選択肢を2つ用意してどちらか選ばせる方法です。
人は選択肢があるとどちらかを選ばなければという心理が働きます。
また自分が選んだ方を実行しなければいけないという認知的不協和も生じます。
認知的不協和は自分の考えと行動が矛盾したものを正当化しようとする脳の働きです。
例えば
5.両面提
両面提示は心理学というよりも信頼性を高める方法です。
商品やサービスを紹介する時にどうしても良い側面ばかり紹介しがちですが、あえてデメリットを伝えることで信頼性が上がるというものです。
人はいいことばかり紹介されるよりもしっかりとデメリットも紹介してもらった方が信頼性が上がります。
この時のポイントはデメリットを紹介した後にメリットを紹介することです。
メリットを言った後にデメリットを伝えると印象は悪くなってしまいます。
実際にやってみましょう
<メリットだけの例>
<デメリットを最後に伝える例>
どうですか?
最後にデメリットを伝えると印象が悪くなってしまいますよね
では最初にデメリットを伝えてからメリットを紹介してみましょう!
印象が大分違いますよね!
この様に商品やサービスを紹介する時は両面提示をすることで信頼性を高めることができます。
このエクササイズは正直きついですが、効果はかなり期待できるのでやってみましょう!
など様々な応用ができます。
この両面提示をする習慣をつけることでより商品やサービスを受けてもらいやすくなります。
セラピストが現場で使える心理学まとめ
- ミラーリング
- フットインザドアテクニック
- ドアインザフェイステクニック
- ダブルバインド
- 両面提
いかがでしたか?
今日はセラピストが現場で使える心理学を5つ紹介してきました。
人の心と身体は面白いことにリンクしています。
痛みも同じですが、心理的なものが原因で痛みが出ることもあります。
そして心を動かすことで行動も変えることもできます。
人間の心理を勉強することでメリットはたくさんあります。
ただ心理学を知っている人からすると心理的なテクニックを使っていることがバレバレで逆効果になることもあるので注意です。
今日紹介した心理学を日常生活でもさらりとできるようになると人の行動を変えることができます。
人をうまく動かし、売上げも上げることができる。
心理学は学んでおくと有利になります。
是非勉強してみてください。
心理学を学ぶ為の書籍を3つ紹介しておきます。
今日はセラピストが現場で使える心理学を紹介してきました。
少しでも参考になれば幸いです。
それでは今日はこの辺で