どうも骨次郎です。
今日は柔道整復師がデイサービスで働くとどのような仕事をするのか?
また給料はどうなのか?
書いていきます。
まずはじめに柔道整復師がデイサービスで働く場合は”機能訓練指導員”として働くことになります。
機能訓練指導員とは?
機能訓練指導員とは利用者様の身体機能の維持,向上,自立を目的として訓練計画を作成し機能訓練をおこなっていく指導員です。
介護保険法により介護施設(特別養護老人ホーム・有料老人ホーム・デイサービス)などで1人以上の配属が介護保険法によって定められています。
要するに介護施設でのリハビリスタッフのような感じです。
最近は少子高齢化社会の為、機能訓練指導員は需要が高くなってきています。
現在は機能訓練指導員として働く柔整師の先生も増えています。
必要な資格は?
機能訓練指導員という資格はありませんが、機能訓練指導員として働く為に必要な資格はあります。
機能訓練指導員に必要な資格
- 看護師・准看護師
- 理学療法士
- 作業療法士
- 言語聴覚士
- 柔道整復師
- 鍼灸師
- 按摩マッサージ指圧師
上記の資格を持っていることが機能訓練指導員として働く条件になります。
無資格でできる訳ではないの注意が必要です。
仕事内容は?
機能訓練指導員の仕事は介護施設(特別養護老人ホーム・有料老人ホーム・デイサービス)の利用者様に対して身体機能の維持・向上・自立した生活を送れるように機能訓練計画書を作成し、計画にそって機能訓練をおこなっていくのが仕事になります。
実際におこなう仕事
- 身体機能評価
- 機能訓練計画書の作成
- 筋力訓練
- 体操指導
- レクリエーションの実施
- マッサージ etc…
柔道整復師が機能訓練指導員として働く場合は働く施設によって異なりますが、1~6までの仕事全てやると思います。
その他にも事務作業や送迎の手伝いなどがあるかもしれません。
給料は?
機能訓練指導員の平均年収は310万円~390万円
月給にすると平均25万円~32万というような感じです。
給料は地域と施設、有する資格、役職によってことなります。
また機能訓練指導員はボーナス(賞与)も出るところがあるので
表記の給料より少し高くなるかもしれません。
休みは?
基本的に週休2日
その他に夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇などがあり
職場によってGW休暇もあったりします。
なので休みは整骨院や接骨院で働くよりも多いと思われます。
勤務時間
機能訓練指導員の勤務時間は
8:00~17:00
8:30~17:30
9:00~18:00
休憩1時間
という感じの職場が多いと思います。
だいたい8時間労働くらいですかね、残業は場所によってあるところとないところがあります。
整骨院・接骨院で働くよりも時間は短いですよね(笑)
福利厚生
機能訓練指導員が働く介護施設は福利厚生がしっかりしているところもあります。
大きな老人ホームや介護施設は福利厚生があり
退職金制度や育児休暇・介護休暇などがあるところもあります。
整骨院・接骨院よりもいいですよね(笑)
柔道整復師にとって働く環境はいい!?
柔道整復師にしてみると給料や勤務時間、福利厚生などを考えると整骨院・接骨院で働くよりも待遇はいいと思います。
ですが、機能訓練指導員は治療や施術で誰かをよくするというよりは高齢者の身体の機能訓練をおこなう仕事です。
柔道整復師からすると治療技術や施術技術が上がるのは整骨院・接骨院で働く方が技術は上がります。
また外傷やスポーツの疾患をみたいという方には機能訓練指導員は向いていないと思います。
逆に機能訓練指導員では整骨院・接骨院では得られないような介護分野の事を学ぶことができたりもします。
その為、仕事に何を求めるかによって違いがあると思います。
開業を目指して治療技術や施術技術を学び高めたい方は整骨院・接骨院で働く
介護分野を学びたい人や給料や待遇、勤務時間を優先したい方は機能訓練指導員もいいと思います。
最後に・・・・
今日は機能訓練指導員について書いていきました。
柔道整復師として働ける場が整骨院・接骨院で働くほかにも選択肢があるのはいいことだと思います。
機能訓練指導員で働くと他業種の方々とも関わることにもなり、整骨院・接骨院とはまた違った働き方になると思います。
今の時代色々な働き方があるので柔道整復師の方は機能訓練指導員という働き方もあるんだとこの記事で伝えることができれば幸いです。
体験談
ちなみに骨次郎はデイケアでの勤務経験があります。
デイケアはデイサービスとは違いDr.がいる介護施設になります。
そこでの経験は内部疾患や麻痺の利用者さま(柔整師は専門外)に対するリハビリの仕方であったり、リスク管理の大切さを理学療法士の先生から沢山教えていただきました。
その分勉強もかなりしました。
ですが普通の柔整師では得られない経験もできましたし、内部疾患やリスク管理に関してはかなりの知識と経験値を積むことができました。
なので柔整師として幅を広げるにも機能訓練指導員として働くのいいなと思います。